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オンラインワークショップでアイデア創出  産学連携でお弁当新商品を開発

2021.10.12
株式会社インテージクオリス  マーケティング戦略支援室  五十嵐 優美

インテージクオリスは、持ち帰り弁当店「ほっともっと」「ほっともっとグリル」や外食チェーン店「やよい軒」などを展開する株式会社プレナス様と、立教大学経営学部の佐々木宏教授ならびに佐々木ゼミの学生の皆様との共創により、「ほっともっとグリル」の新商品「~ラザニア風パスタ~ギルティ弁当」の開発を支援しました。本商品は、2021年10月18日から、東京都内の一部のほっともっとグリル店舗にてテスト発売される予定です。どのように商品開発を進めて発売に至ったのか、そのプロセスをご紹介します。

プレナス様の商品開発チームと、学生の皆さんのユニークな視点を「共創未来会議」「DIGI-LAS」を使って融合した共同プロジェクトがスタート

普段はインターンシップや就職活動でしか言葉を交わすことがない学生と企業。一見、交わる機会のなさそうな両者はいかにして結びついたのでしょうか?若者をターゲットにしたお弁当戦略が好調だったプレナス様。今後も力を入れていきたいと考えてはいたものの、お弁当を新開発するにあたり、ニーズを探りアイデアを出すことに苦慮されていました。一方、立教大学の佐々木教授は産学連携を授業やゼミ活動に取り入れており、連携先を探していました。

そこで弊社が両者をつなぎ、学生ならではの視点を入れることで、新しいアイデア、実際のニーズに沿った新商品開発につながると考え、三者による共同の商品開発プロジェクトをご提案し、共同で商品開発を進めさせていただきました。

新商品アイデアの創出にあたって、インテージクオリスが提供している「共創未来会議」※1と、オンラインワークショップツールの「DIGI-LAS(デジラス)」※2を組み込み、実行しました。

※1「共創未来会議」とは

生活者と企業の担当者が同じテーブルを囲み、一緒に共創しながらワークショップを実施することで、生活者ニーズに基づいたアイデアや仮説を抽出する手法。理解を深めながら生活者ニーズに基づいたコンセプト案を作成します。

※2「DIGI-LAS(デジラス)」とは

オンラインワークショップに特化したアプリケーション。ビデオ通話とホワイトボード機能が一体となり、さらにデジタル付箋や画像検索機能などワークショップに必要な機能が一つになった新時代のツールです。メインルームとサブルームの設定が可能で、オフラインでのワークショップをオンラインでも再現できます。

学生の皆さんによるアイデア創出のステップ

今回の商品開発は下記のステップで進められました。

STEP 1 オンライン上で共創未来会議を開催

コロナ禍であるためオフラインでのワークショップができない状況にあり、「DIGI-LAS」を使いオンライン上でワークショップを開催。弊社の代表である小島がファシリテーターを務め、「ほっともっとの未来のお弁当を考えよう」というテーマのもと、各チームに分かれてディスカッションを実施。「お弁当に求めること」「買いたいお弁当の理由洗い出し」「ほっともっとの良いところ」「ほっともっとのイマイチなところ」「あったらいいな、こんなお弁当」というセッションに沿って、お弁当に関する様々な意見が出されました。

そこで使用したのがオンラインワークショップツールの「DIGI-LAS」です。オンライン上で、各チームが、サブルームに分かれ、共有する画面上に沢山のアイデアのふせんを貼り、最後にチーム毎に企画シートを作成し、全体のメインルームで全員の前で中間発表会をしました。

STEP 2 「ほっともっとの未来のお弁当」発表会

共創未来会議を受けて、後日、各チームで企画シートをブラッシュアップし、改めて発表会を実施しました。各チームとも素晴らしい案で、学生ならではの意見が盛り込まれていました。

沢山挙げられた商品アイデアの中から、全員で最終候補を数案絞り、その中から、「食べるのに罪悪感がありそうな高カロリーのお弁当」というコンセプトの「~ラザニア風パスタ~ギルティ弁当」が採用されました。このコンセプトは「ダイエットは明日から!」と思っている方、カロリーを気にせずジャンクフードを食べたい方をターゲットに作成されたそうです。現在、ロカボなど健康志向の食事の情報があふれる中、あえて「食べることでストレス解消につながる」というコンセプトにつなげたところが学生ならではの良いアイデアでした。

STEP 3 商品化に向けて奔走

共創未来会議で最終的に選ばれた「~ラザニア風パスタ~ギルティ弁当」の商品化をプレナス様の商品開発チームの皆さんが進めました。お弁当のコンセプトである「ラザニアみたいな高カロリー」「罪悪感」を再現するのに苦労したとのこと。また、どの店舗で作っても同じような商品にするための再現性もかなり検討されたそうです。開発担当者の方もカロリーを気にせずによく食べる方だったそうですが、それでも食べきることが大変なくらいの商品として作り上げられていきました。

STEP 4 立教大学の学生と、試作品の試食会開催

実際に新商品アイデアを出した立教大学のゼミ学生チームに集まってもらい、「~ラザニア風パスタ~ギルティ弁当」の試食会をして自分たちのイメージと合っているか確認してもらいました。重さなんと700g!実際に食べた学生からは「これを食べると1日もう何も食べられない」「想像通りのボリューム感!」といった声が出て、コンセプト通りに実現されたことに、大変驚いていました。また、「からあげとソースが良く絡んで美味しい」や「目玉焼きが味変になる」など、味に対してもポジティブな意見が多く出ました。

試食会で出た意見をもとに、さらに商品のブラッシュアップを検討。新商品発売へと進めました。

試行錯誤を重ねて新商品完成。 2021年10月18日、いざ発売!

こうして開発された「~ラザニア風パスタ~ギルティ弁当」が、2021年10月18日より、ほっともっとグリル 要町店、池袋北店、東池袋4丁目店で販売されます。立教大学の学生の皆さんが案を出し、お弁当のプロが実体化した自信作です。お近くにお立ち寄りの際には、ぜひ「~ラザニア風パスタ~ギルティ弁当」をお探しになってみてください。

さらに、新たな取り組みへ

本取り組みを第一弾とし、立教大学の佐々木教授ならびに佐々木ゼミの皆様とは、今注目を集めているZ世代をターゲットとした商品開発に、産学協同で取り組んでいきます。

今後もインテージクオリスは、オンラインワークショップを活用しながら、共創による商品開発を支援してまいります。

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